【春分の日】年によって日が変わるって本当?どうしてお墓参りをするの?

2019年の春分の日は3月21日(木)です

国民の祝日に設定されている「春分の日」ですが、年によって日が変わるって知ってましたか?

毎年3月21日前後ですが、日付が定まっていないことにはちゃんと理由があるんです。

 

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ということを趣旨とされています。

 

春分の日の過ごし方としては、お墓参りに行くよ、という方が多いのではないでしょうか。

毎年恒例なので当たり前のようにお墓参りをしていたけど、なぜ春分の日にお墓参りをするのでしょうか?

 

わからないことだらけの春分の日について調べてみました。

 

「春分」ってなぁに?

二十四節気の第4番目の「春分」。

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

昼と夜の長さがほぼ等しくなるといわれていますが、日本は実際には昼の方が14分ほど長いようです。

 

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の清明の前日までのことを指すこともあります。

西洋占星術では春分をおひつじ座の始まりとしています。

 

この日は、「春分の日」と呼ばれ、太陽が春分点に通過した瞬間を含んだ日になります。

 

春分の日の決め方

国立天文台が翌年の「暦象年表」をもとに、2月1日付で翌年の春分の日を発表しています。

なぜ、春分の日は毎年このような決め方をするのか、というのには下記のような理由があります。

 

春分の日は太陽が春分点に通過した瞬間を含んだ日です。

地球は一年で太陽の周りを一周しますが、実はぴったり一年ではなく、毎年微妙にずれが生じています。

地球が太陽の周りを一周することを一年として計算をすると

1年 = 365.242194日

ということになります。

このずれをリセットするために、設定されたものが四年に一度の「うるう年」です。

 

このずれによって、太陽が春分点に到達する日も毎年微妙に変わります。

そのため、年によって日にちがかわることが考えられるんですね。

 

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春分の日にお墓参りをする理由

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とする春分の日。

農耕民族として発展してきた古来の日本人は、五穀豊穣を祈って、春が来たことを祝う日として過ごしてきました。

また、ご先祖様を大切に考えてきた日本人は、「今の幸せな生活ができるのはご先祖様のお陰。自然に感謝と敬意をはらい、自分たちもこの自然を守るために努力をしよう」と感謝し村でお祭りをする日でもありました。

それらの理由から、春分の日はお墓参りやご先祖様の供養をする日「春の彼岸の中日」として考えられるようになりました。

 

2019年の春のお彼岸

春のお彼岸の期間は、春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。

2019年(平成31年)の春のお彼岸
1日目 3月18日 彼岸入り
2日目 3月19日
3日目 3月20日
4日目 3月21日 中日
5日目 3月22日
6日目 3月23日
7日目 3月24日 彼岸明け

 

春分の日の過ごし方

春分の日の前後3日間を含めた7日間はお彼岸にあたるので、ご先祖様の供養をして過ごします。

お墓や仏壇の掃除、お墓参りをし、お供え物をするなどが一般的です。

 

春分の日(春のお彼岸)の食べ物は「ぼたもち」です。

お米を半分つぶしたものをあんこでくるんだ食べ物です。

似たような食べ物で「おはぎ」というものもありますが、

春に食べるもの・・・ぼたもち

秋に食べるもの・・・おはぎ

と呼ぶといわれています。

ぼたもちについて詳しい説明はこちらのサイトへどうぞ。

春の彼岸に食べるのは、おはぎ?ぼたもち?粒あん?こしあん?どっち?

 

まとめ

春分の日と春のお彼岸には深い関係があったんですね。

冬が終わり、春になり、暖かくなることで木々や自然に対する感謝の気持ちを感じるこの季節。

これからは、より一層ご先祖様に感謝の気持ちを込めてお墓参りをしようと思います。

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