ヘリオセントリックは、太陽系の9つの天体(惑星)のそれぞれの特性や特徴などから、星を読んでいきます。
その中でも大事なのが角度。
星がどのような角度にあるか、ということを見て星の意味を読んでいきます。
ヘリオセントリックで見る天体の角度とは、太陽を挟んだ二つの天体の角度を見ていきます。
意味のある角度にはいくつか種類がありますが、ここでは、
0°(結び)と180°(開き)
についてお話していきます。
ヘリオセントリックの星読みは感覚で読む星読みなので、読む人によって、とらえ方や感じ方が違うと感じると思います。
自分にとって、しっくりくる星の意味を探究するのがヘリオセントリックの良さでもあります。
ここで表現していることは、数ある中の一つととらえ、ここで感じたことからさらにあなたらしさを見つけていくお手伝いができたら嬉しいです。
意味のある角度について
「意味のある角度」というものがあって、それに沿って意味を見ながら読み解いていきます。
意味のある角度には次のものがあります。
強さが強い順に記載しています。
生まれ持った天才、職人 | 0°(結び) |
努力すれば秀才レベル | 180°(開き) |
循環 | 0°>120°>60° |
サポート | 45°>30°>150°>135° |
構造、支え | 90°>45° |
良縁、学習 | 72°>144° |
スイッチ | 51.4° |
重複している角度は両方の意味があります。
色々な意味があることがわかりますね。
この中でも今回は
0°(結び)と180°(開き)についてお話していきます。
0°【結び】について
結びから連想するキーワードは
天才 天性 職人 ひとつ 一体 つなぐ 信頼 幸福 |
0°とは太陽から見ると同じ角度で天体が重なっている角度のことを言います。
たくさんある角度の中でも一番強いつながりがある角度です。
生年月日時に結びがある場合「一番強く自分を表している特徴を持つ角度」という意味になります。
無理したり努力するわけではなく、素のままの自分。
なので、自分からしたら当たり前すぎて気が付かないこともあります。
周りから褒められて初めて、「そういえばこういうことが得意かも」とか「そういえばこの部分が周りの人より優れているのかも」なんて気が付いたり。
結びの意味のものは、自分が好きでたまらない分野のことだったり、天性の感覚で天才的にこなすことができるので、それによって血の滲むような努力をする必要がなく、スムーズにその特性を生かして仕事やプライベートを楽しむことが出来ます。
人より優れていることを生かして、この分野でリーダーとして中心的人物になったり、職人になったりする人もいます。
天体同士が重なる様子から、「一体感」や「つながる」なども連想されます。
結びの日には、久しぶりの友人から連絡がきた、とか、喧嘩していたパートナーと仲直りできた、など、心が通じ合うような出来事が起こったりしそうです。
つながることで「幸福感」や「信頼感」も生まれます。
まさに「結び」の日は、ハッピーなことが起きそうな予感ですね。
自分の生まれ日時に「結び」がある場合は、天才的に優れた才能を持っている可能性があるので、それを生かしていくと軽やかに過ごすことが出来そうです。
180°【開き】について
開きから連想するキーワードは
秀才 努力 一対 反対側 独立 スタート 恐怖 強い想い |
180°とは太陽を挟んで対極にある角度のことを言います。
天体・太陽・天体、の順に一直線に並んだ状態ですね。
開きは、結びの次に強い角度で、生年月日時に開きがある場合は「自分にとって努力と修練を重ねて習得する分野」ということになります。
結びとかなり違うニュアンスですね。
ちょっと苦しさや辛さを感じます。
結びの天性の才能に比べ、開きは特性を活かすたいけどなかなかうまくいかず試行錯誤して努力する必要がありますが、その努力の先には気が付いたら秀才の域に達していた、というようなことが起こります。
秀才の域に達するまでには、苦しみや恐怖、葛藤を感じることもありますが、何故か諦めずに続けてしまう、そんな力があります。
自分の生年月日時のチャートを見て開きの角度を見つけた時に、その天体の意味がしっくりこないことがあるかもしれません。
自分にとって得意と思えなかったり、縁がある意味に思えなかったり、自分の嫌いな部分だと感じることがあります。
特に開きの特性は、自分では気が付きづらいように感じます。
というのも、持って生まれた才能ではなく、「努力すれば手に入れられるもの」だからです。
しかもその特性は、実は気が付いていないだけですでに得意なことであったり、その特性が強く出てしまうがために短所のように感じてしまうことがあります。
もし短所だと感じてしまっているのであれば、逆手に取ることで長所として活かす方法を考えてみると意外とスムーズにいくこともあります。
例えば、水星のせっかちな所が嫌いと感じている場合、逆にテキパキとしていて行動が早いと長所としてとらえることが出来ます。
金星のゆったりしているところが短所だと感じている場合は、落ち着いて物事に取り組めるという長所にとらえることもできるかもしれません。
とらえ方次第、活かし方次第、ですね。
まずは、魂とじっくりと向き合い魂の声を聞いてみましょう。
さらに太陽を挟んで対極にあるという位置関係から「直面」「一対」という意味もあります。
角度の中で一番離れている角度で、ここからは角度を縮める方向に向かっていくということから「スタート」という意味もあります。
熱い情熱をもって取り組めるという意味もあるので、天体の意味のあることをじっくりしっかり取り組んでみると一回り大きく成長できるかもしれませんね。
開きの角度の日は、何か新しいことが始まる日だったり、ライバルとの差を感じて葛藤を感じる日だったり、苦手な上司と外でバッタリ会ってしまったり、なんていうことが起こるかもしれません。
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