日本の冬といえば、みかん!
みかんの箱買いは冬の風物詩となっていますよね。
でも、箱買いするときの不安点の一つ、
酸っぱかったらどうしよう・・・
やっぱり、みかんは甘いほうがおいしいですよね。
みかんの酸っぱい原因と簡単においしくする方法をご紹介します!
これで酸っぱいミカンとはさよならですね~
目次
みかんが酸っぱい原因は?
みかんが酸っぱい原因はクエン酸です。
クエン酸が多いと酸っぱく感じます。
つまり、クエン酸を減らしてあげれば、甘くなるという訳です。
では早速、クエン酸を減らす技を使って、みかんをおいしく甘くする方法をご紹介します。
みかんをおいしく甘くする方法
みかんをおいしく甘くする方法は3通りあります
楽チンな方法や手間のかかる方法など、いろいろあります。
早速、温めて甘くする方法から見ていきましょう!
温めて甘くする方法
みかんは温めることで、「アコニターゼ」と呼ばれるクエン酸を分解する酵素が活性化し、クエン酸が減ることで、甘くなります。
温めた後は、一時間ほど冷やすと果糖の甘さを感じやすくなるのでオススメです。
温める方法はいくつかありますので、食べ比べをしてみるのもいいですね。
それでは、一番簡単な電子レンジでの温め方からご紹介します。
温め① レンジでチン!
みかんを電子レンジで約30秒温めましょう。
みかんは、卵と同じでそのままレンチンしてしまうと爆発する恐れがあるので、あらかじめ何か所か切り込みを入れてからレンジに入れてくださいね。
冷やして食べるとよりおいしく食べられます。
レンチンする方法は、体力も使わず、時間もさほどかからず甘くなるので、一番楽チンな方法です。
温め② お湯につける
みかんを40℃くらいのお湯に10分~15分つけます。
このとき、みかんが浮いてこないように落としブタをしましょう。
冷やして食べるとよりおいしく食べられます。
温め③ 太陽に当てる
みかんをビニール袋に入れて口を縛って、2~3日陽の当たる場所に置いておきます。
収穫後のみかんも、陽に当たることで呼吸を始め、クエン酸が消費されて甘くなります。
冷やして食べるとよりおいしく食べられます。
温め④ 焼く
みかんを焦げ目がつくまで焼きます。
焼く方法はいろいろあります。
- ガスに網をのせて焼く
- オーブントースターで焼く
- フライパンで焼く
「おいしくなぁれ!」と唱えつつ、転がしながら焼くのはとっても楽しそうですよね。
冬キャンプでやったら盛り上がりそう。
囲炉裏や、石油ストーブの上でもいいですよね。
焼くことで、みかんの皮の栄養素がみかんの果肉に浸透し、おいしさと栄養が増します。
しかも、焼いたミカンは皮まで食べられるので、捨てるところがなく、栄養を丸ごといただけます。
だまされたと思ってチャレンジしてみてください(笑)
みかんを焼くというのは、あまり一般的にはやらない食べ方だと思いますが、みかん農家さんの間では、定番の食べ方だそうです。
みかん農家さんがこぞって食べる調理法ということは、おいしいに決まっていますよね。
こちらも、冷やして食べるとよりおいしく食べられます。
刺激を与えて甘くする方法
みかんの酸っぱい正体はクエン酸によるもの。
みかんに刺激を与えて温めることで、みかんの呼吸が激しくなり、クエン酸が多く消費されます。
その結果、みかんからクエン酸が減っていき、甘くなります。
刺激を与える方法はいくつかあります。
一番簡単な方法『手で揉む』方法からご紹介します。
刺激① 手で揉む
手っ取り早く刺激を与える方法は、みかんをモミモミ!
これだけ。
簡単ですね~
さらに、揉んで2~3時間置くと甘さが落ち着いておいしくなります。
でも、今すぐ食べたいですよね。
そんなときは、とにかく揉んで揉んで揉みまくりましょう!
刺激② 袋に入れて振り回す
みかんをビニール袋などに入れて、ぶんぶんと振り回しましょう。
みかんが目が回って呼吸が荒くなる様子が目に浮かびますね。
刺激③ キャッチボールやお手玉遊びをする
みかんをボール代わりにして、キャッチボールしましょう。
キャッチボールする相手がいないときは、お手玉遊びのように、1人で上に投げて遊びましょう。
保存方法で甘くする
みかんは、保存法を工夫をすることでも、甘くすることができます。
リンゴと一緒に保存する
リンゴは呼吸の際に「エチレンガス」を出し、他の食品の熟成を早めます。
みかんは、リンゴと一緒に保存することで、みかんが追熟し、酸味が抑えられ甘みが増します。
りんご1つに対し、みかん2~3個をビニール袋で一緒に保存します。
熟したら取り出さないと、追熟しすぎて傷んでしまうので、食べごろを逃さないようにチェックしながら保存しましょう。
▼購入したみかんの保存方法については、こちらに詳しく書いてあります。
ちょっとまって!クエン酸、減らしちゃっていいの?
これまでの説明でもわかるように、みかんを甘くする方法は
クエン酸を減らす
ということでしたね。
温める方法と刺激を与える方法は、みかん自体の糖度を上げるのではなく、酸味を感じるクエン酸の量を減らすことで、甘く感じさせるというものです。
クエン酸は、疲労回復に役立つ成分で、クエン酸を好んで摂取したいと考える人もいるほどの成分です。
みかんを甘くするために、クエン酸を減らしてしまうのは、みかん本来の味を変えてしまい、栄養素も減らしてしまうので、もったいないことなのかもしれません。
甘さを取るか、みかんの自然な酸っぱさのクエン酸の栄養素をとるか…究極ですね。
クエン酸を豊富に摂取したい場合は、追熟させず、温めたり刺激を与えたりもせず、買ってきた状態そのままで食べることをおススメします。
その時の気分でどっちの味も楽しみたいですよね。
https://mahirunlife.work/mikanhozon-4549
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