新ゴボウ、というものがあるのは知っていましたか?
ゴボウは冬のものと思っていましたが、新ゴボウなるものがあるんです。
そういえば、お店でやわらかそうなゴボウが売っているのを見たことがありました。
新ゴボウは普通のゴボウに比べ、やわらかくて上品な味わいがあります。
ですが、調理法を間違えると栄養価が落ちて台無し。
新ゴボウの特徴や栄養や調理法についてご紹介します。
目次
新ゴボウの旬
出典元:https://lowch.com/archives/13326
12月頃~8月頃まで市場に並んでいますが、一番の旬は、4月~6月です。
新ゴボウの特徴
新ゴボウは、秋に植えたものをまだ完全に成長しきっていない状態で収穫されるため、やわらかくやさしい香りがします。
見た目も白っぽく、皮も薄いことがわかります。
いかにも成熟してない『若者』といった感じです。
「夏ゴボウ」と呼ばれることもあります。
上品な香りを活かした料理に使われ、特に柳川鍋には欠かせない食材です。
ゴボウの栄養成分
いかにもからだによさそうな新ゴボウですが、どんな栄養成分があるのか見ていきましょう。
■ポリフェノール
脂肪の蓄積を防ぐ
■食物繊維
食後の血糖値の上昇を抑える効果・血中のコレステロールを低下・高血圧を予防する効果などがあります。
また、食物繊維は低カロリーで肥満の予防にもなるので、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。
排便をスムーズにし、腸をきれいにして大腸がんのリスクを減らしてくれる働きもあります。
■イヌリン
腎機能を高め利尿効果があります。
■リグニン
木質素とも呼ばれます。
胆汁酸を吸着して排泄させる作用があります。
便秘を防ぎ、有害物質を吸着して排泄する働きもあるので、大腸がん予防に役立ちます。
■その他、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどもあります。
新ゴボウの選び方
土付きのもののほうが日持ちしやすいので、すぐに使わない場合は、土付きのもを選びましょう。
なるべく曲がっていないもので、先のほうまである程度太さがあるもの、ひげ根が少ないものを選びましょう。
ゴボウは土が付いたままの方が日持ちしやすいので、すぐに使うのでなければそういうものを買いましょう。
新ゴボウの保存方法
新ゴボウは普通のゴボウより傷みやすいです。
泥つきのものは洗わずに新聞紙にくるんでビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れましょう。
新ゴボウの下処理
たわしなどでこすり洗いをして泥を落とします。
ここでポイント3つ!
- 皮はむきません
- あく抜きもしません
皮の周りには身の部分の2倍の栄養があるので、皮をむいたらもったいない!
泥を落とすだけで十分です。
そして、あくを抜くと水が黒くなりますが、こればクロロゲン酸という栄養素が流れ出ている証拠。
味もぼやけてしまいます。。
もし、どうしても気になるということであれば、5分くらい水にさらすようにしましょう。
そして、とても重要なポイントは切り方。
ささがきにすると、断面が多くなってしまい、それを茹でると栄養が多く流れでてしまい、
生のゴボウに比べて、ポリフェノールを9割失ってしまいます。
工夫としては、
- 輪切りにして茹でる
- 軽くレンチンしてから調理すると時短調理ができる
- 笹がきの場合は、豚汁など、汁ものにして汁ごといただく
などです。
おすすめの調理法
柳川鍋
やわらかく風味の良い新ごぼうは、ぜひ、柳川鍋で食べていただきたいです。
柳川鍋は、牛肉・豚肉・鶏肉などで作れます。
ウナギやアナゴで作るとちょっとぜいたく感がでますね。
肉など入れずに、シンプルにゴボウと豆腐その他の野菜と卵と時にして作るのも結構いけますよ。
サラダ
やわらか新ごぼうは、サラダもおススメ。
新ごぼうdeマヨサラダ(ツナ入り) by harapecoci
コメント