みかんの白い筋、残すか、そのまま食べるか、迷いません?
取らないと口にモソモソ残る気がして、キレイ取って食べていたんですけど、
残さず食べるのが正解!
だそうです。
あの白い筋には、驚きの栄養があるらしいという情報を入手しました。
栄養があると言われても、あんまりイメージが湧きませんね。
どんな栄養効果があるのか、気になったので調査してみました。
詳しく見ていきましょう!
目次
みかんの白い筋は残さず食べるのが正解!
あの白い筋の正式名称は、「維管束(いかんそく)」といいます。
そんな立派な名前があったんですね。
維管束ってどんなものなのでしょうか。
早速見ていきましょう!
維管束を残さず食べたほうがいい理由
維管束は、みかんの成長に、とても大切な役割があります。
木になっている成長中のみかんを思い浮かべてみましょう。
みかんが育つための栄養成分は、根から木へとあがって、さらに維管束を通って、果実に届きます。
つまり、維管束は栄養を運ぶ道です。
人間でいう大動脈みたいなものですね。
そんな大切な役割を担っている維管束は栄養満点!
みかんの果実にとって栄養があるのはもちろんのこと、人間にとっても栄養があります。
次の章では、維管束の栄養について見ていきましょう!
維管束の驚きの栄養効果とは
維管束は、みかんをおいしく育てるための栄養をたっぷり含んだ部分。
その代表的な栄養成分は次の3つです。
食物繊維
維管束は、食物繊維がたっぷり。
みかんの果肉部分と比べると4倍もの食物繊維が含まれています。
ビタミンP(ペスペリジン)
ペスペリジンはポリフェノールの一種です。
コレステロールや血圧を低下する働きがあり、高血圧の人にはうれしい効果が期待できます。
また、骨密度の低下を抑制したり、毛細血管の強化、抗アレルギー作用、抗酸化作用、発がん抑制作用など、さまざまな効果が期待できます。
ペスペリジン自体にこんなにすばらしい栄養があることに加え、ビタミンCの栄養を助ける作用もあります。
ペスペリジン、すごすぎますね。
しかも、維管束には、果肉の部分と比べるとなんと100倍ものペスペリジンが含まれているということです。
食べなきゃ損ですね!!
ペクチン
ペクチンには整腸作用があり、便秘解消の効果が期待できます。
また、血糖値の上昇を抑制する働きもあり、糖尿病の予防の効果が期待できます。
アルベドも栄養豊富
みかんの皮と薄皮の袋の間にあるアルベドにも、たくさんの栄養が含まれているので、ぜひ食べて欲しい部分です。
とはいえ、アルベドを剥がして食べるのは大変ですよね。
そのまま食べてもおいしそうじゃないし(汗)
そこでお勧めなのが、みかんを焼いて食べる、その名も 焼きみかん
「みかんをおいしく甘くする方法」の記事でもご紹介していますが、焼きみかんは、みかんを甘くする方法として、みかん農家さんの間では定番の食べ方だそうです。
しかも、アルベドだけじゃなく、皮ごとおいしく食べらることができるということで、捨てるところがないというのもスゴイところです。
みかんの皮をおいしく食べる
維管束とアルベド、皮までもおいしくいただく調理方法は焼きみかん以外にもあります。
おすすめはみかん鍋とみかんピール。
どんな料理なのか、ご紹介します!
みかん鍋
みかんを丸ごとお鍋にドボン!
山口県の周防大島のご当地グルメとして生まれた鍋料理です。
周防大島は温州みかんの栽培が盛んで有名で、「みかんの島」と呼ばれています。
みかん栽培と共に漁業も盛ん。
そんな土地で生まれたのが、海鮮鍋「周防大島みかん鍋」
地元で捕れた魚介がいっぱい入った鍋に、みかんの甘みと酸味が合わさって、爽やかなおいしさです。
家で作るときに魚介をたくさん用意するが大変な場合は、魚介系のお出汁を使えば、潮の香り漂うおいしいお鍋になりますよ。
おすすめのレシピはこちらです↓
みかんピール
画像提供: みかんピール by erinren
湯通ししたみかんの皮を水と砂糖で煮詰めるだけ。
おいしいみかんピールは、ついつい手が止まらなくなります!
おすすめのレシピはこちらです↓
まとめ
みかんの白い筋、維管束についてまとめましたが、いかがでしたか?
今まで食べずに残していたけど、なんてもったいないことをしていたのか後悔です。
今年の冬は、焼きみかんとみかん鍋で、栄養を丸ごといただこうと思います。
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