2019年11月23日の『世界一受けたい授業』で
インフルエンザウイルスをほぼ100%撃退!薬局で買える液体とは
という内容が放送されました。
インフルエンザウイルスを撃退できる液体とは、
ずばり、エタノールです。
エタノールには、そんなに素晴らしい効果があったんですね。
エタノールの特徴や効果的な使い方などについてご紹介していきます!
目次
インフルエンザに効果のあるエタノールの選び方
エタノールとは、エチルアルコールの国際化学命名法での呼び名で、アルコールの一種です。
エタノールはアルコール濃度によって、3種類あります。
名前 | アルコール濃度 |
---|---|
無水エタノール | 99.5%以上(※) |
エタノール | 93% |
消毒用エタノール | 70%~80% |
前章でも説明した通り、インフルエンザ撃退に効果があるのは消毒用エタノールです。
無水エタノールのほうが濃度が高いから、消毒の効果も高いのでは?と思うかもしれませんが、濃度が高い分、すぐに蒸発してしまうため消毒には不向きとされています。
アルコール濃度が80%くらいが消毒用として効果を発揮するなので、消毒には必ず消毒用エタノールを使用しましょう。
※エタノールは空気中の水分も吸ってしまうため、100%にはなりません。
95%以上ということは、ほぼ100%に近いほどの純度の高さをあらわしています。
エタノールのインフルエンザ撃退効果
手指消毒用のエタノールは、よく病院の入り口などにおいてある手指を消毒する液体のもので、一般的にアルコール消毒液と呼ばれます。
この手指消毒用アルコール(エタノール)を手や指に擦り込むと、インフルエンザウイルスを破壊し、感染力を低下させることが出来ます。
つまり、抗ウイルス作用があるということになります。
消毒用エタノールとして販売されているものは、上記のタイプになりますが、これだと、脱脂綿やガーゼに浸して塗ることになり、手指の消毒にはちょっと面倒ですね。
消毒用エタノール(アルコール消毒液)の効果的な使い方
インフルエンザ撃退するための消毒用エタノール(アルコール消毒液)の効果的な使い方を説明していきます。
手順は次の通りです。
①きれいに手洗いする。
②手をしっかり拭く。
③消毒用エタノール(アルコール消毒液)を手指に擦り込む。
①きれいに手洗いする
「インフルエンザの感染リスクは、せっけんを使った手洗いを1日5回以上すると3割ほど減り、10回以上だと5割程度減る」(2017/11/25 NIKKEIプラス1 より)。
と言われています。
石鹸自体にインフルエンザを撃退する力はありませんが、手をきれいにすることでインフルエンザウイルスを剥がれやすくする効果があります。
出典元:厚生労働省HP
手首や指の間、爪もしっかりと意識して洗いましょう
②しっかり拭く
手を洗い終わったら、水分をしっかりと拭き取りましょう。
出来れば、インフルエンザが流行する季節は、ペーパータオルを使うと衛生的です。
割高なのでちょっと無理…という場合は、タオルは家族間で共有せずに、個々にタオルを分けるようにしましょう。
手に水分が残っていると消毒液を付けたときに薄まってしまい、効果が下がってしまいます。
指の間の水分もしっかりと拭き取りましょう。
③消毒用エタノール(アルコール消毒液)を手指に擦り込む
手の水分をしっかりと拭き取ったら、
1 消毒用エタノール(アルコール消毒液)を適量を手のひらにとります。
2 手指全体に伸ばして、乾燥するまでよく擦り込みます。
消毒用エタノール(アルコール消毒液)は手指以外にも使える
消毒用エタノール(アルコール消毒液)は、手指だけでなく、他の場所にも使えます。
インフルエンザウイルスは飛沫感染で広がります。
くしゃみなどによりインフルエンザウイルスがついた手でドアノブなどを触ることで、どんどん広まってしまいます。
流行する季節は、家のあちこちを消毒用エタノール(アルコール消毒液)で拭き取ると効果的です。
拭き取り方法は簡単!
ペーパータオルなどに消毒用エタノール(アルコール消毒液)を含ませ、気になるところを拭くだけです。
ちなみに、スプレーするのは、お勧めできません。
ウイルスを余計に舞い上げてしまったり、鼻や口から消毒用エタノール(アルコール消毒液)を吸い込んでしまう可能性があることから、スプレーの使用は勧められないということです。
アルコール消毒液のおすすめ商品
ドラッグストアに行くと、アルコール消毒液の種類はたくさんあって迷っちゃいますよね。
こちらの記事でおすすめ商品を5つご紹介しています。
『消毒用エタノールの選び方』まとめ
消毒用エタノール(アルコール消毒液)にこんなにインフルエンザウイルス撃退効果があったとは知りませんでした!
今まで病院の入り口や洗面所に置いてあってもスルーしていましたが、これからは自宅にも置いて、しっかりとおうと思います。
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