昔から『腹八分目は医者いらず』という言葉があります。
わかってはいても、腹八分目で食事を終わらせるのって難しいですよね。
そもそも、腹八分目ってどれくらい?
私の場合、気が付いたら満腹になるまで食べてた、なんてことがしょっちゅうです。
少量でも満腹感が得られ、腹八分目の食事量で食べ終わることが出来る方法をまとめてみました。
目次
満腹が体に悪い理由
食べ過ぎ飲みすぎなどの暴飲暴食をしていると、胃に負担がかかり、疲労がたまってしまいます。
胃もたれを感じるときは、胃の消化吸収などの機能が低下している証拠です。
そんなときは、無理せず食べる量を減らしたり消化の良いものを食べるなど、胃をいたわりましょう。
なぜ腹八分目がいいの?
腹八分目は医者いらず=健康でいられる、いう定義になりますね。
どのような効果が得られるのか見ていきましょう。
長生きすることができる
マウスを使った研究結果によると、食事を食べ放題にしたマウスの平均寿命は74週、食事量を80%に抑えたマウスの平均寿命は122週、という結果が出たそうです。
食事量80%つまり、腹八分目のマウスのほうが、こんなにも長生きするんですね。
これは、人間にも置き換えて考えられるのではないでしょうか。
他人事とは思えない事実ですね。
病気を防ぐことができる
人間の遺伝子のなかには、病気の発生を抑制する働きを持つものがあります。
年齢と共に、その機能にも衰えが出てきて、機能を停止してしまうものもあるのです。
カロリー制限をすることで、機能する期間を長くするできると考えられています。
食事量を減らすだけではなく、油ものや甘いものを控えるなど、食事内容にも気をつける必要があります。
食事内容に気をつけ、腹八分目にすることにより、がんや、アルツハイマー病、加齢に伴う病気の発症を遅らせることができると考えられます。
満腹感が得られる効果的な食べ方
少量でも満腹感が得られる効果的な食べ方を紹介します。
今すぐにでも実践できるものばかりなので、さっそく見ていきましょう。
食事前に炭酸水を飲む
フランス人はアメリカ人と同じように肉類を好んで食べるわりには、肥満の割合がアメリカ人とくらべて格段に少ないって知ってました?
これは、食事の摂り方に違いがあるからと考えられます。
フランス人は、食前に炭酸水を飲むのがメジャーになっています。
レストランでも「ガス入りにしますか?ガス抜きにしますか?」と聞かれるそうです。
炭酸水を食前に飲むことで胃が膨らみ、腹八分目の食事量でも満腹中枢がおなかいっぱいと勘違いし、満腹感を感じさせてくれるのです。
ただ、注意が必要なのが、炭酸水はグラス1杯程度だと、むしろ食欲を増進させてしまいます。
食事量を減らす目的の場合、300ml~500ml程度飲むのが良いと言われています。
一口30回噛んで食べる
普段、何回噛んでますか?
私は10回足らずな気がします・・・
一口30回って相当な回数ですよね。
良く噛むことで、満腹だと感じさせるホルモンが分泌し満腹中枢が刺激され、満腹感を得ることができるんです。
これを実践するにあたって効果的なもうひとつの方法が次のものになります。
口に食べ物を入れたら箸を置いてゆっくり噛む
口に食べ物を入れたら箸を置き、ゆっくり噛みます。
意識していないと、次々と箸で食べ物をつまんですぐに口に放り込んでしまいますよね。
30回ゆっくり噛むためには、一度箸を置く、ということを実践してみてください。
そうすることで、食材本来の味を感じることもでき、今以上に食事が楽しくなるはずですよ。
満腹中枢が刺激されるには、食事開始から15分かかると言われています。
早食いだと、15分になる前に食べ過ぎてしまうことになりますよね。
それを防ぐためにはゆっくり噛んで早食いにならないように気をつけましょう。
食物繊維の多い食材を選ぶ
食物繊維の多い食材は良く噛まないと飲み込めないので、早食い防止になります。
野菜は血糖値がゆっくり上がりますが、おにぎりなど炭水化物だけしか食べないと、血糖値が急激に上がった後、急激に下がるので、すぐに空腹を感じてしまいます。
コンビニでおにぎりを買う場合はサラダや野菜の煮物なども一緒に選ぶようにしましょう。
朝ごはんにおにぎりを食べる場合は野菜の具だくさん味噌汁と一緒に食べることで、満腹感も得られます。
食物繊維の多い食材は、きのこ類、根菜類、海藻類、などです。
たくあんなどのお漬物も歯ごたえがあるので、自然と良く噛んで食べることになりますね。
箸をきれいに使う
意識しないで食べる場合、箸先の5㎝は汚れていると思います。
これを『箸先を汚していのは3㎝まで』ルールを決めましょう。
そうすることで、自然と一口の量が減り、食べるのに時間がかかることになります。
食べ方も上品になり、ゆったりとした食事を楽しむことができそうですね。
まとめ
すぐにでも実践できるものばかりでしたね。
早速次の食事から意識して取り入れてみてください。
健康で若々しい身体が手に入るはずですよ。
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