2月3日は節分です。
節分には、焼いたイワシの頭を柊の枝に指して作る柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る風習があります。
ひいらぎいわしって何? あまりご存じない方も多いと思うので、詳しく見ていきましょう!
柊鰯の意味と由来
『柊鰯』と書いて『ひいらぎいわし』と読みます。
柊鰯とは 焼いた鰯の頭を柊の枝に刺して玄関に飾るもの |
柊鰯には、「魔除け」の意味があります。 昔から臭いものや尖ったものには魔除けの効果があると言われていました。
なぜ鰯なのか、なぜ柊の枝なのか、というと、次のような意味があります。
- 魔=鬼
- 臭いもの=鰯の頭
- 尖ったもの=柊の枝、
柊鰯を玄関に飾ることは、鬼の侵入を防ぐ、という意味があるんですね。
柊の枝は、節分が近くなるとお花屋さんやスーパーなどで売られるようになるので、家庭でも簡単に作ることができます。
いつから飾るの?
正式には決まりはないようです。
2月3日が節分当日なので、2月3日から4日まで飾るのが一般的のようです。
地域によって多少の違いがあるかもしれませんので、わからない場合は、ご近所のご年配の方に聞いてみるといいかもしれませんね。
どうやって作るの?
簡単に作れそうということが分かったので、早速作り方についてご説明していきます!
【作り方】 1. いわしの頭を切る 2. 焼く 3. 焼いたいわしの頭を柊の枝の先端に刺す |
とっても簡単ですね。
もちろん、いわしの身の部分は食べてOK。
一緒に焼いて、おいしく食べてくださいね。
身の部分を焼いて食べる場合でも、先に頭を切り落としてから焼くのがポイント!
焼いた後に切ろうとするとボロボロになりやすいです。
新鮮な鰯なら、お刺身で食べるのもいいですね。
柊鰯の飾り方
出来上がった柊鰯を玄関に飾ります。
鬼の侵入を防ぐために飾るので、玄関の外側でも内側でもどちらでも大丈夫です。
位置は、高い位置でも低い位置でもどちらでも大丈夫です。
外に飾る場合は、猫やカラスに持っていかれないように気をつけたいですね。
我が家では、玄関の外側に置いたら気が付いたらなくなっていたことがあったので、それからは玄関の内側の高い位置に飾るようにしています。
終わった後の処分方法
柊鰯の処分方法、迷いますよね。
縁起ものなのでゴミ箱に捨てるのは気が引けるし…
神社で炊き上げてくれる場合もあるようですが、おこなっている神社を探し、そこに持っていくというのは、なかなか大変です。
一般的には、塩で清めてから半紙に包んで処分するという方法をとる方が多いようです。
半紙は、和菓子などに使う半紙や天ぷらの時に下に敷く紙、お習字用の半紙など、どれでも大丈夫。
我が家は、半紙を用意できないときは、キッチンペーパーを使用しています。
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まとめ
柊鰯の作り方はとっても簡単ですね。
しかも身の部分は食べられるし、おいしくいただいて、縁起ものを飾ることもできて一石二鳥! みなさんもぜひやってみてくださいね。
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