冬は、みかんがおいしい季節ですよね~
我が家は毎年冬に、何度かみかんの箱買いをするんですが、どうやって保存しよう…というのが毎度の悩みです。
最初はみずみずしくておいしいみかんが、半分くらいに減った時点で徐々にしなびたようにみずみずしさが半減してしまったり、カビてしまったり…
せっかく、お得なお買い物をしたはずが、いくつダメにしてしまったんだろう…なんていうこともしばしば(涙)
同じ悩みをお持ちのそこのあなた!
もしかしたら、いままでの保存方法は間違っていたのかもしれません。
長持ちさせるどころか、劣化を招いていたのかも?
正しく保存すれば1カ月~3カ月は新鮮においしく保存できるらしいんです!
そこで、今回は、みかんの正しい保存方法を徹底調査!
驚きの新常識をご紹介します。
目次
長持ちのコツ【ヘタは下向き】
みかんをおいしく長持ちさせるコツは、カビを防ぐこととみずみずしさを保つことです。
カビが生える原因 → みかんの傷や潰れと湿度
みずみずしさを保つ → 乾燥させない
新鮮なみかんの状態をキープするには、みかんを保存する時の置く向きが大事です。
「ヘタは下向きに」保存しましょう。
みかんはヘタがある方側が固くて潰れにくいんです。
ヘソ側は柔らかく、傷がつきやすいので、下向きにしてしまうとつぶれやすくなってしまいます。
また、ヘタを上向きにすると水分が飛びやすく、パサパサのみかんになってしまいます。
これから、いろいろな場所や方法での保存方法をご紹介していきますが、すべてにおいて置く向きは「ヘタは下向き」ということを忘れずに!
みかんの保存方法
みかんの保存の適温は5℃です。
冷蔵庫内の一般的な温度は、
- 冷蔵室の平均温度は、1~5℃
- 野菜室の平均温度は、5~7℃
- 冷凍室の平均温度は、-12~ー20℃
みかんは、2℃以下になると低温障害をおこしてしまい、甘みと酸味が抜けて傷みやすくなってしまいます。
つまり、野菜室での保存が一番向いているということになります。
冬は室温が低いので、常温保存も可能です。
また、冷凍するとシャーベットのようになり、違った味わいを楽しめます。
それぞれの保存の特徴は次の通りです。
保存方法 | 保存期間 | 特徴 |
常温保存 | 約2週間
~1カ月 |
15℃以上だと傷みが進みやすいので注意。
みかん本来のおいしさを味わえる。 |
冷蔵庫の
野菜室保存 |
約1カ月 | 冷えたみかんが好きな方におススメ。 |
冷凍保存 | 約2カ月 | みかんシャーベットのように冷凍のままか半解凍でシャリシャリと食べる。
食べたい量だけ食べられる。 |
常温保存
保存期間目安:約2週間~1カ月
冬は常温保存が可能です。
常温保存に適した温度は15℃くらいまで。
それより高くなる季節は、野菜室保存か冷凍保存にしましょう。
常温保存の場合は、冷暗所と呼ばれる、風通しが良く、直射日光が当たらない場所か、陽の当らないベランダに置きます。
それでは、常温保存の方法について、詳しくご紹介していきます。
みかんを袋で購入した場合
みかんは、カゴに入れて保存する方が多いと思います。
この時、ビニール袋からみかんを出していませんか?
正しい保存方法は、「袋入りのみかんは袋のまま口を少しだけを開けた状態でカゴに入れる」です。
みかんを袋から出してしまうと、水分が飛んでしなびてしまいます。
乾燥を防ぐために、袋からは出さずに保存しましょう。
そして、大事なのは、袋の口を少し開けること。
みかんが呼吸できるように、必ず開けてくださいね。
箱で購入した場合
箱買いしたみかんは、ダンボール箱のまま、常温保存ができます。
とはいえ、買ってきた箱をそのままの状態で保存するのはキケンです!!
せっかくのたくさんのみかんをダメにしないように、必ず中身のチェックを行いましょう。
箱買いみかんの保存方法
① みかんを箱から出す
みかんは大きさにもよりますが、5段近く積み重なっていることもあります。
下のみかんは重さで圧迫され、傷みやすい状態です。
まず、箱からすべて出しましょう。
みかんはとってもデリケートなので、箱から出す時は乱暴に扱わず、卵を扱うようにそっと丁寧におこなってくださいね。
② みかんをひとつずつチェック
みかんを箱から出しながら、傷んでいるものがないかチェックしましょう。
配送過程で傷ついたみかんは、カビやすくなっています。
一つカビているみかんがあると、次から次へとカビが広がってしまうので、少しでもカビ始めているみかんを見つけたら取り除き処分しましょう。
つぶれている程度でまだカビが生えていないものは、急いで食べちゃいましょう。
③ 再度ダンボール箱に詰める
一つ一つ確認したら、またダンボール箱に戻します。
ダンボール箱の底に新聞紙を敷き、先ほど入っていた上下を入れ替えてみかんを箱に詰めます。
一番上に新聞紙をかぶせて乾燥を防ぎましょう。
ここでも、「ヘタは下向き」に詰めてくださいね。
【詰め込み手順】
|
あまり積み重ねると、圧迫により傷みやすくなるので、目安は2~3段くらいまでです。
みかんの負担を減らすために、たまに上下を入れ替えてながら、みかんの状態チェックをしてくださいね。
冷蔵保存
保存期間の目安:約1カ月
みかんは冷蔵庫でも保存できます。
みかんは低温に弱いので、冷蔵庫に入れる場合は、野菜室にいれましょう。
冷蔵庫は乾燥しやすいので、みかんをキチンと保護する必要があります。
【冷蔵庫での保存手順】
① 一つずつキッチンペーパーで包みます。
② 包んだみかんをビニール袋に入れて口をゆるめに結びましょう。(きつく結ぶとみかんが呼吸できなくなっちゃうよ)
③ 冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
このときも、「ヘタは下向き」にしてくださいね。
冷凍保存
保存期間の目安:約2カ月
冷凍する場合は、少しでも早く冷凍できるように、金属のトレイに乗せて冷凍しましょう。
金属トレイがない場合は、使わなくても大丈夫ですが、冷凍時間が多めにかかってしまいます。
金属のボールでの代用でもOKです。
丸ごと凍らせる
1① みかんを洗い、乾燥を防ぐために水は拭き取らずにそのままにします。
② 金属のトレイの上で、先ほどのみかんをヘタを下向きに置き、ラップでふわっと包みます。
③ 冷凍庫に入れて、冷凍します。
④ 表面が凍ったら、もう一度みかんを水にくぐらせ、金属トレイにラップを敷いた上にみかんをのせて冷凍します。今度は上にはラップはかぶせなくて大丈夫です。
⑤ 凍って水の膜ができたら完成!
⑥ まとめてポリ袋に入れて冷凍庫で保存します。
食べる際は、冷凍のままでも半解凍でも、お好きな食べ方で召し上がれ!
皮をむいて冷凍
めんどくさがり屋さんの方におススメなのが、皮をむいて冷凍する方法です。
食べるときに皮をむく手間がなくて食べやすい!
皮がない分、少し乾燥しやすいという難点はありますが、食べやすさには勝てません…
皮だけむいて丸ごと冷凍
① みかんの皮をむく
② みかんをラップで包む
③ 金属のトレイに入れて、冷凍庫に入れて冷凍する。
④ 凍ったら、ポリ袋に入れる。
バラバラ冷凍
ちょこっとだけ食べたい、というわがままさんにおススメな方法が、バラバラ冷凍。
① 金属トレイにラップを敷きます。
② ①にみかんをバラバラして並べます。
③ ラップをしっかりかぶせて、冷凍します。
④ 凍ったら、ポリ袋に入れて完成!
いつでも、少しだけのみかんを食べることができます。
まとめ
みかんの保存方法についてまとめましたが、いかがでしたか?
ちょっと手間はかかるけど、おいしく食べるためなら、がんばれそうですよね。
今年の冬も箱買いしよーっと!
コメント