クレソンを食べたときに特有の辛味を感じますよね。
あの辛味は『シニグリン』という成分によるものです。
シニグリンにはたくさんの驚きの健康効果があるんですよ。
シニグリンの7つの健康効果について、などシニグリンについて見ていきましょう。
目次
クレソンに含まれるシニグリンの効果
クレソンに含まれるシニグリンには6つの効果があります。
①血行促進
血管を広げて血液の流れを良くする効果があります。
②食欲促進・消化促進作用
胃腸の消化液の分泌を促して、タンパク質と脂質の消化促進作用があります。
また、食欲を刺激する効果もあります。
③利尿作用
体の中に溜まった余分な水分を体の外へ出す効果があります。
④殺菌作用
食品への殺菌効果、防腐作用に優れているので食中毒の予防に役立ちます。
⑤口臭予防
クレソンの強い殺菌作用は、口臭予防にも効果があります。
食事の最後に食べると、口内の細菌の繁殖を抑え口臭も抑えてくれます。
⑥ガン細胞を殺す作用
クレソンに含まれているシニグリンからイソチオシアネートを発生させることでがんを抑制する力を発揮します。
おろしたりして細胞を壊すことで、シニグリンが分解されてイソチオシアネートが発生します。
クレソンはすりおろすことはできないので、刻むか、または食べるときに良く噛んで食べることで同じ効果が得られます。
生のまま食べることがより効果的です。
⑦傷の治癒を促進
傷の治癒を促進する効能があります。
シニグリンを体内吸収率を高めるためにフィトゾームという形態に加工して投与した実験では、42時間後に傷が治ってしまったと報告されています。
シニグリンは食べ過ぎ危険!!
シニグリンは刺激が強いので、過剰摂取はおすすめできません。
1日の摂取量の目安は、約30~50g。
小鉢1皿分くらいです。
2010年にポーランドで行われたネズミを使った実験結果から、肝臓やすい臓の機能を阻害し、血中のインシュリンや中性脂肪値に悪影響をもつ可能性があるということがわかっています。
クレソン以外でシニグリンが摂取できる食材
ワサビ、大根、マスタードの他にも多くの野菜に含まれています。
主にアブラナ科と呼ばれる辛味のある野菜に含まれています。
カイワレ・からし菜・ブロッコリー・芽キャベツ・ラディッシュなどです。
まとめ
より辛味を楽しむには、良く噛んで食べましょう。
そうすることで辛味と刺激を楽しみながら、栄養素も効率的に吸収することができます。
コメント