冬なのに脇汗がひどい!と気になったことありませんか?
あれ?臭いかも?と不安になったことがある方、実は結構いるらしいんです。
20~40代女性の40%を超える方が、冬の脇汗で悩んでいるという調査結果もあるほど。
女性だけではなく、男性も脇汗のニオイで悩んでいます。
満員電車での脇汗のニオイで悩んでいるビジネスマンも多数いるようです。
夏だけなく冬まで脇汗で悩みたくないですよね…
問題は、脇汗の量だけでなく、実は臭いがもっと厄介です。
夏の脇汗よりも、冬の脇汗のほうが臭いがひどくなるって知ってましたか?
恐ろしいですよねぇ~
冬なのに脇汗がひどくなってしまう原因や、冬ワキガの原因と対策についてご紹介します。
ぜひ、保存版としてご活用ください!
冬なのに脇汗がひどくなるのはなぜ?
なぜ、冬なのに脇汗をかいてしまうのでしょうか。
冬は、どんな場面で脇汗をかきやすいのか、調べてみました。
①暖房が暑くて汗をかいてしまう
電車やショッピングセンターなど、上着を着た状態で暖房のきいた室内に入ったとたん、汗ばむことって結構ありますよね。
汗ばんでいる実感がなくても、外の寒い場所から、温かい室内に入ったことで、体が体温調節をしようと、汗をかきはじめてしまうこともあります。
このように、冬は気がつかないうちに脇汗をかいていることも結構あります。
②厚着をしているため、蒸れてしまう
夏と冬は、同じ運動量でも冬のほうが脇の温度と湿度が高くなるという調査結果があります。
たとえば、電車に乗り遅れそうで、自宅から駅まで小走りをした場合、夏と冬では、冬のほうが脇の温度と湿度が高くなります。
実際にかく汗の量は夏のほうが多いので、おかしいと思われるかもしれませんね。
どういうことかというと・・・
汗は体温調節をするためにかくもの。
小走りをして体が温まったことで、体内の熱を発散しようと汗をかきはじめてしまうんです。
ここまでは、夏も冬も同じ。
違いは、着ている衣類。
冬は夏よりも衣類をたくさん着こんでいるため、通気が悪く、脇汗を蒸発させることができません。
そのため、温度と湿度がこもってしまい、高温度・高湿度になってしまうのです。
③部分的にストレス性の「精神性発汗」をかいてしまう
暑いときにかく汗ではなく、ストレスや緊張などにより、脇や手のひらなどの部分的に汗をかく汗のことを精神性発汗といいます。
精神性発汗は、急激に大量の汗をかくのが特徴。
すると「わたし臭いかも・・・」と不安になり、さらにニオイの強い汗をかいてしまう、という悪循環が起こります。
これを「ニオイ・ストレス・スパイラル」と呼びます。
④冬の衣類は汗の臭いが付きやすい
冬の衣服はセーターやニットなどが多く、自宅で洗うのが面倒な素材のものが多いですよね。
そのため、着るたびに洗わないという方も多いのではないでしょうか。
すると、衣類に付着した脇汗の雑菌が繁殖し、ニオイの原因になります。
また、冬の衣類の素材は、防寒や保湿効果に優れているため、蒸れやすく汗が付着しやすくなります。
⑤太り過ぎ
太っている人の場合、痩せている人よりも汗をかきやすくなります。
皮下脂肪が多いと、体内の熱がこもって外に逃がすことができず、発汗を促してしまいます。
さらに太った人に多い運動不足が、ちょっとの運動でも大量の汗をかいてしまいう原因になります。
太った人は汗をかきやすいというのは、単なるイメージなだけでなく、ちゃんとした理由があったんですね。
夏よりにおうと言われている冬ワキガとは
汗には、2種類があります。
夏は、日常的によく汗をかき汗腺の働きが活発な為、汗の質が良く、あまり臭わない汗をかくことができます。
それに比べて、冬は寒くて動くのが面倒・・・
ついつい運動不足になり、汗をかく機会が少なくなりがち。
すると、汗腺の機能が低下し、汗の質が悪く、ニオイのキツイ汗をかいてしまい、冬ワキガの原因となります。
冬ワキガの原因
冬の脇汗は、たちが悪い。
冬ワキガの原因を引き起こしかねない、恐ろしい冬の脇汗・・・
そもそも、汗ってどのように作られているのでしょうか?
汗について知ることから始めましょう。
なぜ冬の脇汗は質が悪いのかを知り、冬ワキガの原因に迫っていきましょう。
では早速、汗がどのように作られているのか、見ていきましょう!
汗はどのように作られるの?
まずは、汗がどのように作られているのか、見ていきましょう。
汗は2段階で出来ている
汗は2段階で出来ています
①血液が汗になる
運動や気温の変化、緊張などにより、発汗機能が働くと、汗腺は血管から血液をくみ取って、塩分濃度の高い前駆汗を作ります。
②汗から塩分を吸収
次に、前駆汗から塩分を再吸収し、薄められた水に近いものが汗となって体外に出ます。
しかし、冬はあまり汗をかくことがないことから、汗腺の機能が弱り、塩分の再吸収が上手くできず、濃度の高い汗をかきやすくなります。
また、緊張やストレスなどにより急激に大量の汗をかいた時にも、塩分の再吸収が間に合わず、濃度の高い汗をかきやすくなります。
汗が分泌される汗腺は2種類ある
①エクリン腺
全身にある汗腺で、ほとんどが水分であまり臭わない。
②アポクリン腺
脇や陰部に集中している汗腺。
たんぱく質やミネラルを多く含んでいます。
毛穴にあるため、脇毛が濃い人はアポクリン腺も多くなります。
ニオイはあまりありません。
汗は菌が繁殖することで臭くなる
そもそも、かいたばかりの汗はあまり臭いません。
なぜ臭うかというと、濃度の濃い汗をかき、それをエサに菌が繁殖することで臭ってしまうんです。
濃度の濃い汗、つまりニオイ成分の多い汗を出す脇のアポクリン腺から出る汗は菌が繁殖しやすくがニオイの原因になります。
夏の汗と冬の汗の違い
次に、夏の汗と冬の汗の違いを比べてみましょう。
冬の汗は、質が悪く、冬ワキガの原因になることがわかります。
①汗の質
夏・・・ミネラル濃度が低く、サラッとして乾きやすい
冬・・・ミネラル濃度が高く、ベタッとして乾きにくい
夏は日常的によく汗をかくため、汗腺の働きが良く、ミネラル濃度が低く、水分を多く含んだサラッとした乾きやすい汗をかきます。
一方、冬は日常で汗をかく機会が減ることから、汗腺の機能が低下し、ミネラル濃度が高く、なんと夏の2倍とも言われています。
ミネラル濃度が高い汗は、ベタッとした乾きにくい厄介な汗となってしまいます。
②雑菌の繁殖
夏・・・繁殖しにくい
冬・・・繁殖しやすい
夏の汗はサラッと乾きやすいことから、肌の清潔を保つことができます。
冬のベタッとした汗は乾きにくく、長時間、肌に残ることから、ワキガの原因となる雑菌が皮膚上に繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
③汗のニオイ
夏・・・あまり臭わない
冬・・・ニオイがきつい
夏の汗は、あまり臭わないのが特徴。
それに比べ、冬の汗はニオイがきつい!
ただし、汗そのものにはあまりニオイはありません。
冬の汗は、雑菌を多く発生させてしまい、それが原因でイヤなニオイを発生させてしまうのです。
冬ワキガの原因まとめ
汗には種類があり、どのような状況で汗をかくかにより、ニオイ方も違ってくるということが分かりましたね。
では、冬の汗の臭い、つまり冬ワキガの原因について、整理しましょう。
冬ワキガは・・・
日常的に汗をかかないことから汗腺の機能が弱まり、アポクリン腺からミネラル成分の多い質の悪い汗をかいてしまう。 質の悪い汗はベタッとして、脇に残りやすく菌が多く繁殖してしまい、イヤなニオイを放つ。 |
冬ワキガの対策
次は、冬ワキガにならないための対策についてご紹介していきます。
冬ワキガを防ぐポイント
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簡単なことですね!
では、冬ワキガを防ぐためには、どのようなことをすればいいのか、具体的にご紹介していきます。
①積極的に運動をして、汗を流す
運動不足は、体内の老廃物が溜まり、汗腺の働きを鈍くさせてしまいます。
また、汗をかく機会がへることでも汗腺の機能が弱ってしまうので、冬でも積極的に運動をし、汗を流すようにしましょう。
運動がどうしても苦手な方は、半身浴やサウナなどで汗を流すのもおススメです。
②脇毛の処理をする
脇毛を処理していない場合、ニオイ成分が脇毛に付着しニオイやすくなります。
また、脇毛があることで、蒸れて脇汗が乾きにくい原因にもなります。
女性でも冬は脇毛の処理をお休みしている方がいるかもしれませんが、脇毛はない方が清潔です。
最近では、男性も脇毛の処理をする方が増えているようですね。
ニオイが気になる方は、処理をすることをおススメします。
③汗をかいたらすぐに拭き取る
汗をかいたら放置せずに、すぐに拭き取りましょう。
乾いたタオルだと、雑菌まで拭きとれないので、濡れタオルかアルコール除菌ウエットティッシュ、汗拭き取りシートがおすすめです。
④洋服に汗が付かないようにする
洋服に付いた冬の脇汗は雑菌が繁殖しやすく、ニオイを放つ原因になります。
洋服に汗が付かない工夫をしましょう。
- 洋服に汗脇パッドを貼る
- 脇汗吸収機能付き下着を着用
- 脇に直接漬けるタイプの汗脇シートを使用する
など、いくつか方法があります。
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⑤冬の食生活の乱れを整える
冬は、忘年会やクリスマス、年末年始とご馳走を食べたり飲みに行く機会が増えます。
食生活の乱れから、胃腸の機能低下を起こし、臭いニオイの汗をかいてしまうことがあります。
その原因として多いのが、肉などの動物性食品の過剰摂取によるものが多いと考えられます、
特に肉は、消化しきれず腸内で腐敗し、イオウのようなニオイの汗をかいてしまいます。
また、辛い物やニンニクなども臭い汗の原因になります。
胃腸を整えるためにも、野菜中心の食生活がおススメです。
ご馳走が続きそうなときは、朝食を野菜中心にするなど、工夫しましょう。
また、水分を多めに取り、体内の塩分濃度を薄くすると汗の濃度が薄くすることができます。
⑥雑菌を増やさないように、制汗ケアをおこなう
夏の間はこまめに制汗ケアをしているのに、冬の間はサボっているという方、多くないですか?
脇汗は一年中かくので、制汗ケアは一年中おこないましょう。
入浴の際には、脇をしっかりと洗うことが大事。
ボディーソープは保湿効果のあるものが多く、洗った後に汗をかきやすいので、おススメできません。
固形せっけんでさっぱりと洗いましょう。
外出前には、脇に直接塗るタイプの制汗剤が使いやすくておススメです。
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まとめ
汗の仕組みや冬ワキガの原因と対策についてまとめましたがいかがでしたか?
清潔を保っていれば、ニオイを防ぐことができそうですね。
今年の冬は、脇汗を臭わせず、快適に過ごしましょう!
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