地震や台風、さまざまな災害が起こる可能性がある日本。
いざという時のための食の備蓄は、みなさんはどのようにしていますか?
そこで、最近注目されているのが、ローリングストック法という食べながら備蓄するという斬新な方法。
ローリングストック法とは何かについてと、ローリングストック法におススメの食品リストをご紹介します!
ローリングストックとは、なんぞや?という方のためにローリングストックについてご説明していきます。
目次
ローリングストック法とは?
ローリングストック法とは、
ローリング(循環する)+ストック(蓄える)
つまり、
「いつも食べているものを備蓄し、それを食べて、食べた分をまた補充する」というもの。
ローリングストック法がおススメな理由
①食べ慣れているもので備蓄できる
非常食というと、乾パンや缶入りのパンやビスケットを想像しますが、普段食べ慣れていないため、あまりおいしく感じられません。
ローリングストック法では、普段食べ慣れている乾麺やレトルト、インスタントなど、あまり火を使わず簡単に食べられるものを備蓄する方法です。
普段食べ慣れている味であれば、災害時でも、精神的ストレスも少なくて済みますね。
②うっかり賞味期限を切らす可能性が低い
食べる→補充する
を繰り返すため、うっかり賞味期限を切らすことが少なくて済みます。
食べるときは手前から、補充するときは奥に置く、をきちんと守ることを忘れずに!
ローリングストックでの備蓄量
内閣府では、公的な救援物資が届くまでの期間を3日~1週間と想定しています。
最初の2日間は冷蔵庫の中にある食品を食べると想定し、その後、救援物資が届くまでの間を、ローリングストック法で備蓄している食品でしのぐと想定して準備しましょう。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
冷蔵庫内の
食品を食べる |
ローリングストックの食品を食べる |
冷蔵庫内が運悪く空っぽのこともあると思うので、大目に考えて7日分くらいの量をローリングストック法で用意しておくとよさそうですね。
ローリングストック法の調理器具
停電時にローリングストック法で備蓄している食品を食べるにあたって、調理に必要な調理器具は、カセットコンロとカセットボンベです。
4人家族を想定した必要量は、
- カセットコンロ 1つ
- カセットボンベ 6本
です。
この二つが揃っていないと加熱調理が難しいので、必ず用意しておきましょう。
カセットボンベ1本の使用時間は、メーカー等によっても多少違ってきますが、連続燃焼時間で「強火で約1時間」です。
4人家族で7日間使用すると仮定し、6本はストックしておきましょう。
ローリングストックの食品を選ぶポイント
調理に関して
なるべく調理に時間がかからず、火を使わずに食べられるものが理想。
火を使うものは加熱時間が短くて済むものを選びましょう。
栄養素について
- ご飯や麺など、主食となる炭水化物
- 力となる肉や豆などのたんぱく質
- 不足しがちな野菜
上記3点をバランスよく摂取できることを考えながら備蓄食品を選びましょう。
ついつい主食系ばかり準備して、肉や野菜を忘れがちです。
非常食で過ごしている期間が長くなるほど栄養不足が心配になってきますので、肉・魚・野菜などを手軽に摂取できる缶詰やレトルトなどを用意しておきましょう。
小さな子どもやお年寄りには、甘いお菓子があるとホッすることができます。
ローリングストックのリスト
ローリングストックに適した食品のリストを説明付きでまとめました。
4人家族と2人家族、それぞれの必要量を算出しています。
A4サイズで印刷できるPDFファイルもご用意しています。
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まとめ
ローリングストックの概要についてまとめましたがいかがでしたか?
ローリングストックについて理解出来たら、次はローリングストック法に向いている食品と必要量が気になってきますよね。
ローリングストックリストはこちらにまとめてありますので、ご覧くださいませ。
皆さんもローリングストックで安心の備蓄を心がけましょう!
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