おにぎりというと三角形の形を思い浮かべる人が多いですよね。
絵に描く時も三角形のおにぎりを描く、コンビニのおにぎりもほとんどが三角形ですよね。
なぜ三角形のおにぎりが主流なのでしょうか。
気になったので調べてみました!
三角形のおにぎりが主流な理由
①おにぎりの三角形は『神の形』説
日本では昔から山を神格化しており、おにぎりの三角形は山をあらわしていて『神の形』をイメージしたと言われています。
②コンビニが三角形のおにぎりを商品化した
現代は、おにぎりの形といえば三角形が主流ですよね。
これは、1978年にセブンイレブンが三角形おにぎりの大量生産を始めて以降の話だともいわれています。
コンビニの商品の中でもおにぎりは代表格。
ここから三角形のおにぎりが全国的に広まったのではないかと言われています。
③握りやすさ
シンプルな理由ですが、『握りやすい』という理由から三角形のおにぎりが作られたといいます。
実際作ってみて握りやすいし食べやすいですよね。
まんまるだと、作りやすいけどかぶりつくときに、大きな口を開けないとけなくて、食べづらいですよね。
古代のおにぎりも三角形?
なんと、約2000年前のおにぎりの化石が見つかったんです。
それは、こちら。
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これ何でしょうー\(^o^)/ 日本最古のオニギリの化石のレプリカ❗️ 2000年前の弥生時代のものらしいけど、その頃から三角だったとは!2013年くらいに石川県の能登部で見たやつ📷 いまもあるかな
1987年、石川県中能登町(なかのとまち)にある杉谷チャノバタケ遺跡で日本最古といわれるおにぎりの化石が出土しました。
約2000年前の弥生時代のものだということです。
専門的には「ちまき状炭化米塊(たんかまいかい)」という、なんともややこしい呼び名があるらしいです。
でも、どう見ても三角形のおにぎりですよね。
おにぎりのいろいろな形
おにぎりの主流は三角形だけど、他にも色んな形がありますよね。
①三角形
発祥は関東地方で、全国にまんべんなくみられる形。
現在の正三角型に落ち着いたのは江戸時代に入ってからといわれ、旅人が持ち運びしやすいようにこの形になったそうです。
②円盤型
主に東北地方や中部地方でみられる形。
丸くしながらにぎりった後、潰して円盤型にします。
葉っぱで包んだり焼いたりしやすいようにするのがその理由です。
特に、東北地方では焼きおにぎりとして食べることが多いようです。
③俵型
主に関西地方でよく見られる形。
芝居を見る時に出る幕の内弁当の中に食べやすい俵型のおにぎりを入れたために俵型になったようです。おにぎりに巻く海苔は関西では味付け海苔を使うことが多いようです。
④丸型
九州地方や中部地方でみられる形。
手のひらで転がすように丸く握ります。絵本『おむすびころりん』を思い出す形ですね。
他にも四角型やお花やくまさんの形など、型に入れて作るおにぎりもあります。
おにぎりというより押しずしに近いかもしれませんね。
まとめ
今では主流の三角形のおにぎりには、主流になるまでの理由や流れがあったんですね。
三角形がトップに躍り出るにはコンビニがなくてはならない存在だったことは間違いありません。
コンビニのおにぎりを食べたことがない人はいないんじゃないかというくらい、メジャーな商品。
最近のおにぎりの進化系では、おにぎらずも流行りましたよね。
肉巻きおにぎりも人気です。
これから、どんなおにぎりの進化系が出てくるのか、楽しみですね。
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