ダンナの洗濯物が、洗濯し終わったそばから、なんだか臭う・・・
それは、残念ながら『加齢臭』かもしれません。
まだうちのダンナは30代だから『加齢臭』はないはずなんだけど・・・という場合は『ミドル脂臭』かもしれません。
『ミドル脂臭』は『加齢臭』とは性質の違う皮脂で、30代~40代の男性から発生されると言われています。
洗濯したそばからにおうということは、洗濯で皮脂汚れが落としきれていないという残念な結果になっているということです。
そこで終わっていればまだましで、ひどい場合は一緒に洗った洗濯ものにまで臭いがついてしまうということもあるようです。
コワイコワイ・・・
そんなことになる前に、ダンナさんの加齢臭はスッキリ落としちゃいましょう。
今回は、『加齢臭をスッキリ落とす洗剤選びと洗濯方法』についてご紹介します!
目次
加齢臭を落とすのに最適な洗剤とは?
加齢臭を落とすのに最適な洗剤をご紹介します。
粉末洗剤
いわゆる普通の粉末洗剤を用意しましょう。
酸化した皮脂である加齢臭を落とすには、反対の性質の弱アルカリ性の洗剤が最適です。
通常洗濯で使う粉末洗剤と液体洗剤は弱アルカリ性で出来ています。
液体洗剤よりも粉末洗剤の方が洗浄力が高いので、断然粉末洗剤がおススメです。
ちなみに、デリケート衣類用洗剤は中性洗剤なので、効果は期待できないので使わないほうがよさそうです。
酸素系漂白剤
頑固な臭いを取るには、酸素系の漂白剤がおススメです。
酸素系の漂白剤は、洗濯物を白くさせるだけではなく、除菌効果にも効果大。
臭いの原因菌を除去することで臭いを取り除くことができます。
漂白剤はあくまでも白くすることが目的の洗剤で、汚れを落とす目的の洗剤ではありません。
漂白剤だけで洗っても汚れは落ちませんので、必ず洗濯洗剤を一緒に使用するようにしましょう。
加齢臭が発生する箇所
加齢臭は皮脂の一種。
皮脂は汗腺で汗と一緒になって分泌されます。
つまり汗腺が多い箇所から加齢臭が発生するということになります。
汗腺の多い箇所は、
- 足の裏
- 額
- 手のひら
- 頭
- ワキ
の順です。
よく耳の裏が臭い、とも言います。
ここは洗い残しが多い箇所のため、汚れが蓄積されて臭いを発してしまうと思われます。
加齢臭が付きやすい衣類
加齢臭が多く発生する箇所がわかったので、加齢臭が付きやすい衣類を想定することができますね。
- 肌に直接触れる下着
- トップスのワキ部分
- 靴下
- 汗を拭きとったハンカチやタオル
結構ありますよね。
バスタオルもこの中に入れるか迷ったものの一つです。
お風呂上がりのきれいな体を拭いているとはいえ、夏場はお風呂を上がったそばから汗をかくものなので、夏はバスタオルの加齢臭も気を付けた方がいいかもしれませんね。
加齢臭を落とす洗濯方法
粉末洗剤と酸素系漂白剤を使った加齢臭の落とし方2通りをご紹介します。
酸素系漂白剤を使ったほうが頑固やにおいや黄ばみをスッキリさせることができますが、ない場合は、少し効力は落ちるものの、粉末洗剤だけでも、大丈夫です。
約40度のお湯を使って洗濯する方法をご紹介しています。
衣類によっては、30度までの温度指定がある衣類もありますので、必ず洗濯表示を確認し、指定の温度までの使用にとどめましょう。
洗濯機に入れる前につけ置き洗いをする方法
洗濯機入れる前に、つけ置き洗いをします。
① 40度くらいのお湯を入れたバケツや洗面器に、粉末洗剤と酸素系漂白剤を入れを完全に溶かします。
② そこに加齢臭が気になる衣類を30分ほど浸します。
部分的もいいですし、丸ごとつけ置きしちゃっても大丈夫です。
衣類を傷めてしまいます。
静かに付け置きして、汚れを浮かび上がらせるイメージです。
③ この後の流れは2パターンあります。
パターンA
30分経ったら、他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗濯します。
この時、いつも洗濯機に入れる洗濯量は付け置きした衣類についている洗剤量を見越して、少し少な目にしましょう。
パターンB
30分経ったら、トップスは優しく揉み洗いか押し洗い、靴下はある程度しっかりこすり洗いをしたあと、洗剤を流し、軽く脱水をかけます。
その後2~3回ほどすすいで、手洗い完了です。
脱水をかけて干しましょう。
真夏など、汗臭がものすごく強い場合は、付け置きしたお湯を捨てた後に、再度粉末洗剤が液体洗剤を入れてからパターンBの洗い方を行うといいですよ。
ダンナの分だけ分けて洗濯機で洗う方法
ダンナの洗濯物の量って毎日結構あるのよね、という場合、あらかじめ付け置き洗いする大きなタライを用意するのは大変ですよね。
大きなタライなんて、よほど大きな家じゃない限り、置き場に困ってしまいます。
洗濯物の量が結構あるなら、ダンナの分だけ分けて別で洗濯機を回しちゃう、という方法がおススメ。
洗濯機一つで付け置きと洗濯を一気にやってしまおう、という方法です。
やり方はとっても簡単です。
① ダンナの洗濯物を洗濯機に入れます。
靴下などに泥汚れがある場合は、ササっと水洗いで落としておきましょう。
② 40度くらいのぬるま湯を用意しておく。
100mlのお湯を電子レンジ600Wで30秒チンすればすぐに作れます。
③ 自動スタートボタンを押します。
洗いは、おふろの残り湯を使うのが理想的。
40度近い温度のお湯は粉末洗剤と酸素系漂白剤の効果を最大限に引き出すことができます。
④ 洗濯物の量から洗剤量が計算されて表示されるので、その量の粉末洗剤を②で用意した約40度のお湯に入れて完全に溶かします。
洗剤量を増やしても、洗浄力は上がりません。
それどころか、すすぎきれずに衣類に洗剤が残ってしまい、異臭や肌トラブルの原因になりかねません。
⑤ 酸素系漂白剤と④の洗剤液を洗濯機に投入します。
⑥ 洗濯機が回り始めたら、『一時停止ボタン』を押して、制止させます。
⑦ そのまま30分放置します。
忘れないようにタイマーをかけておくといいですよ。
⑧ 30分経ったら、再度一時停止ボタンを押し、洗濯を再開させます。
⑨ 洗濯が終わったら干します。
次亜塩素酸水があれば、吹きかけておくことで除菌効果が期待できます。
加齢臭を落とす方法で洗ったのに、臭いが取れてない・・・と感じたら
衣類に加齢臭が何年何か月という長い年月しみついてしまっているものは、皮脂汚れが酸化していて、『加齢臭を落とす方法』で洗っても、一度ではスッキリ臭いが取れないこともあります。
そんなときは、めげずにこの洗い方を何度も続けましょう。
数回繰り返しているうちに、だんだんと臭いが薄くなり、いつの日かスッキリとするはずです。
加齢臭が衣類に定着させないために気を付けたいこと
加齢臭が衣類に定着してしまうと、そう簡単には臭いが取れなくなってしまいます。
そうならないように、気を付けるポイントをご紹介します。
洗濯物は少しでも早く洗う
加齢臭が付いた衣類は、少しでも早く洗いましょう。
放置しておくことで皮脂が酸化し、嫌な臭いを発生させてしまいます。
ポリエステルの衣類は臭いが残りやすい
女性のポリエステルのブラウスは見た目にはサラッとしていて涼しそうですが、実はポリエステルは通気性が悪いため、汗がこもり、衣類にしみつきやすいのが特徴です。
また、さらっとした肌触りの高機能性のポリエステルの衣類は、スポーツ向けのTシャツの素材として多く使われています。
ユニクロのヒートテックなどもポリエステルです。
ヒートテックは温かい反面、暖房の効いた室内などで汗ばんでしまうと、汗が付いたところがいつまでも湿っぽく感じますよね。
これは、吸湿性が低いため汗ばんだ上記が蒸れて逃げ場がなくて汗をかいたところに停滞しているという状態です。
これらの機能性ポリエステルは通気性や吸湿性機能があるものもありますが、汗汚れは吸着しやすいため、普通に洗っても臭いが残ることがあります。
臭いのはダンナだけじゃなくて女性も要注意ですね。
ポリエステルの衣類の気になる汗や皮脂汚れは、事前に水で揉み洗いをするだけでもずいぶん違います。
『夫の加齢臭をスッキリ落とす洗剤選びと洗濯方法』まとめ
ダンナの加齢臭を落とす方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
夏の洗濯物は汗のにおいが残りがちなので、ダンナだけじゃなく、家族全員分気を付けて洗うことをおススメします。
スッキリ洗濯できた実感があると、洗濯が楽しくなりますよね~
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